昨年の暮れに『日本の音楽や音楽メディアに危機感を抱く』と題した記事の中で色々な事を書かせてもらいました。その中で日本の音楽を再生する可能性をバンドに限定したのですが、その理由は殆どのバンドがまだ生歌だからです。
生歌なら演歌歌手の方が歌唱力があるが、残念ながら今は演歌が主流ではない。ならPOP歌手が日本の音楽を再生するだろうという方もいるかもしれないが、残念ながらJ・POPは残念な歌唱力と口パクが蔓延している。
皆さんご存知の通り紅白歌合戦のラストはミーシャで、もちろん生歌で歌唱力もありました。
でもね、昭和の歌姫たちは一段も二段も歌い方に艶があり歌唱力があった。
例えば下の３人。大橋純子、八神純子、高橋真梨子。
決して管理人が高齢だから３人が良く見えるのではなく、これは否定しようのない純然たる事実で、演歌歌手を除いていま彼女たちに並べる歌唱力を持つ若手歌手がいるのか？
歌唱力があれば良いというものでもないことも分かっている。
抜群の個性があれば聴くものの心に刺さる。管理人は抜群の個性を持つSadeが好きでよく彼女の曲を聴く。
しかし、今の日本ではその個性さえも披露しようとせず、テレビで堂々と口パクを披露して賞まで受賞するありさまだ。
今の若者は何かとアナログを馬鹿にするが、こと歌に関してはアナログ時代に完敗していると思った方が良い。
アナログ時代は歌に関して誤魔化しがきかなかった。嘘が通用しない時代だった。
ただ、今海外で1970年代後半から1980年代にかけて日本で流行した日本のシティ・ポップが注目を集めているが、作曲・編曲においては今の音楽が決して負けているとは思えない。
おそらくBABYMETALのファンに年配者が多いのは、上記したことも一因にあると思われる。
BABYMETALには独特の世界観（個性）があり、SU-METALは若い歌い手の中でトップクラスにある。
とは言え、メタル歌手の先輩である浜田麻里さんにはまだ遠く及ばない。
しかし、今の海外人気を背に日本の音楽界を少しでも変えてもらいたいと期待してしまう。
皆さんはどう思うでしょうか？
BABYMETALが今の日本の音楽界を少しでも変えられると思う？
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